先日キャセイパシフィック航空から”お客様の健康に対する取り組み”というタイトルのメールが届いた。内容は新型コロナウイルスへの取り組みに関して書かれていた。これを読んで、他の航空会社の取り組みも気になって調べてみたものをここにまとめる。
今回私が調べた航空会社
今回の記事を作成するにあたって調査対象にした航空会社は以下の計10社。
ANA、JAL、中国国際航空、キャセイパシフィック航空、大韓航空、ユナイテッド航空、シンガポール航空、エミレーツ航空、カンタス航空、ジェットスター
参考にしたもの
各航空会社のホームページ。
各航空会社共通の取り組み
中国・香港・台湾路線の一部の運休・減便
これはどこの会社にも記載があった。
会社によっては対象は中国本土だけだったり、香港とか台湾も含まれてたり。JALに関しては韓国便の減便もあった。他の航空会社も今後韓国も含まれてきそう。最新のニュースで、韓国はロシア路線も運行休止というニュースも出ていた。日本も、韓国ほどじゃないにしても連日感染者・死亡者が出ているし、もしかしたら入国拒否される国が増えるのかも?
各航空会社が提示している運行の変更の期限は3月下旬まで。
ちなみに、今現在(2月27日)日本からの渡航者への入国制限をしている国は、ミクロネシア、サモア、キリパス、ツバル、ソロモン諸島、コモロ、イスラエルとのこと。
払い戻し・搭乗日変更手数料無料
運行休止の路線を予約してた人への対応策。
払い戻しの期限はANAとJALに関しては旅行開始日(または発行日)から1年と30日らしい。
他の航空会社は記載なし。
入国制限に関して
ほとんどのサイトには入国制限を設けている国があるから各自確認を、とか、どの国で制限があるか書いてあっても簡単な場合が多いけど、大韓航空に関しては細かく記載があった。
航空会社によって違う取り組み
マスク・手袋の着用
ANA・JAL・大韓航空・ジェットスターで記載あり。
その中でも会社によっては手袋は記載がなかったり。地上職員に関してはマスクを着用することもある、的な記載がされていた。
私が2月中旬に国内線に搭乗した時はCAさんも地上係員さんもみんなマスクを着用されていた気がする。
大韓航空では感染が疑われる乗客がいた場合に備えてCAさん用の防護服の準備もしてあると記載あり。
客室の消毒について
ANA・JAL・キャセイパシフィック航空・大韓航空で記載あり。
テーブル、ひじかけ、座席テレビ画面、コントローラー、トイレのドアノブ、蛇口等、手が触れる部分をアルコール消毒している。
対象路線は中国・香港のみ。
JAL・キャセイパシフィック航空・カンタス航空に関しては、機材には高性能の空気フィルターを搭載しているとの記載あり。
機内アナウンス
ANA・JAL・キャセイパシフィック航空・ジェットスターで記載あり。
感冒症状がある、解熱剤や咳止め剤を服用している場合において空港到着後に検疫官へ申し出るように行うアナウンス。
対象路線は中国本土と、台湾とか香港は記載があったりなかったり。
機内サービスの変更
キャセイパシフィック航空・大韓航空で記載あり。
ブランケットや枕、おしぼりの提供中止。
機内食に関しては、キャセイパシフィック航空ではファーストクラス・ビジネスクラスではシングルトレイによるお食事の提供、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは使い捨て容器入りのお食事の提供となっている。
大韓航空ではカトラリーは全て使い捨て。使用済みのカトラリーは密封した袋に入れて処分する。中国・香港・台湾から韓国に戻る便の機内食は通常は現地調達するが、現在は韓国から搭載している。
対象路線はいずれも中国路線のみ。
ラウンジでの感染対策
ANA・JAL・キャセイパシフィック航空で記載あり。
ANAとJALではお食事は個食、個包装となる。メニューに制限あり。国内線・国際線共に対象。
キャセイパシフィック航空ではラウンジ内の清掃強化、新聞と雑誌の陳列休止。北京と上海のラウンジでは使い捨てカトラリーを使用。
健康カードの配布
ANA・JAL・中国国際航空・キャセイパシフィック航空・ジェットスター・エミレーツ航空で記載あり。
対象空港は中国本土、香港。
中国国際航空では用紙に記載する方法よりオンラインとかアプリでの申告を押してる雰囲気。
エミレーツ航空では北京出発でドバイが最終目的地の場合は新型コロナウイルス診断テストが行われる。空港に到着したら健康調査エリアに案内されるそう。
手指消毒剤の設置
キャセイパシフィック航空・大韓航空で記載あり。
空港やラウンジ、オフィスに設置している。
クレベリンは持ち込み禁止
ANA・JALで記載あり。
クレベリンって聞いて、確かクレベリンは空間の除菌とかウイルス除去をしてくれるアイテムだけど、今はきっと品切れなんだろうなと思った。でもなんで持ち込み禁止なんだろ?
ちなみに機内持ち込み・預け入れどっちも禁止らしい。
理由は、二酸化塩素という、航空法による危険物指定成分が含まれてるっていうことらしい。
クレベリンは日本の商品だから日本の航空会社でしか言及されないけど、航空法で禁止されてる成分が入ってるってことは他の航空会社を利用するとしてもNGなんだろうな。
その他
体温チェック
キャセイパシフィック航空で記載あり。
香港の空港で、全ての出発・到着・乗り継ぎの乗客の体温チェックが行われているそう。
乗務員の乗務パターンの変更
大韓航空で記載あり。
健康状態の報告をアプリで
大韓航空で記載あり。ついでにアシアナ航空も見てみたら同じような記載あり。
中国から入国した乗客は自己診断アプリというアプリをダウンロードして14日間毎日健康状態を記録しなければいけない。記録をしなかったり連絡が取れなくなったりした場合は警察に位置情報を探されてしまう。
こういう時でもスマホとの連動?が早いのが韓国っぽい。
日本では絶対ないだろうな。
ちなみに韓国ではコロナ関連のアプリもあるらしい。
韓国国内の患者数とか治療できる病院、最新のニュースが見れるようになっているcorona factというサイトがあって、それのアプリらしい。(韓国語のみ対応)
まとめ
・感染対策に関して細かく記載がある航空会社はANA・JAL・キャセイパシフィック航空・大韓航空だった。(でも他の航空会社でも記載はないけど対策はいろいろ講じているはず)感染対策に関するページに関しては、メールを送ってきただけあってかキャセイパシフィック航空のページが見やすくて内容がまとまっていた。
シンガポール航空に関してはコロナ関連のページは日本語なし。
・消毒の強化や機内サービスの変更をしている航空会社が多いけど、全ての路線で実施されてはいない。
・毎日いろいろなニュースが出ていて、世界的パンデミックが近い、みたいな怖い記事もあって。。。早く収束してほしいと心から思う。
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